・まず、いつから準備始めるか？です。どのくらい大事な接待かはわかりませんが、その重要さによって、かなり前もって余裕もってとりかかることになります。参考までに海外の要人が訪日する、などのときはだいたい１年前からです。なので皆さんの大事な接待であれば、３ヶ月前～半年またはそれ以上でしょうか？
・次に参加メンバーです。なんの目的があっての接待なのか？そのメンバー選びがセンスです。一番強硬なのは『差し』です、つまり１対１のド勝負！、また状況に応じて２対１、２対２、またはそれ以上ですが、その場の雰囲気がふたつ以上に別れてしまう(流れる会話も常時複数？)のはよくないでしょう。
・その参加者のプロフィールを徹底的に収集する。出身、誕生日、学校、スポーツ歴、特技、趣味、ご家族、触れてはいけない事項(離婚した、子供が居ないなど)、必ず盛り上がる話題、好きな言葉食べ物、お酒の飲み方飲みっぷり、その方が言われたいこと、などありとあらゆること。
たとえば出身や誕生日など、もう徹底して調べます。接待開催するその週が先方の誕生日などは、頻繁にあることです。また出身も大学➡️高校➡️中学小学幼稚園までやるのです。私の経験では同い年で誕生日が一緒、それでいて幼稚園が同じということがありました。おそらくそのお客さんは私と幼稚園のお誕生日会で手を繋いでたのかもしれません。その方は得意先の常務さんで、社長ではありせんでしたが、『まあよくそこまで調べあげたなぁ～、大したもんだ！』で盛り上がるのです。ちなみにお役所の接待…相手が東大卒が多いらしく、そういうケースでは、むしろ出身高校以下の情報が大切みたいです。
・なんといってもお店選びです。これもセンスです、和食だったらこの辺、イタリアン、フレンチであればこのへん、中華ならあそこ、焼き鳥屋やそば屋ならここかな？で最低10～20箇所くらいもっておかねばダメです！しかも早く予約しなくてはダメです。いい席ほどどんどん予約が入ってしまいます(絶対に一番いい席を確保しましょう！)。
・で、私がやっていたことのひとつに、どんな展開でいくかな？というのがあります。最初の一発はどんな話題で入るか？前半はどんな感じ？で中盤、けっこうまじめな話と、くだける話を織り混ぜるかな？とか、最後はきちんとこちらの要望をハッキリ、言い切ってしまおう、それで最後おちゃらけてから締めのご挨拶を社長から言ってもらう、とか。
接待のお開きに、『手土産』と『ご自宅までのタクシー手配』があります。
手土産のほうは、何も言いませんがセンスです。タクシーはなぜ手配するか？と言うと、接待は楽しかったのだけど、帰りの電車で忘れ物したとか、からまれた、事故にあわれたことのないよう、最後までいい気持ちだった！としたいがためのものです。
本当に接待は奥が深いので、わからないことあると思いますので、もし何かあれば？と思います。お役に立てればと思います。
ゴルフとか他の接待でも、基本的な考え方は同じです。
接待の成功、祈念いたします！
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