それは…「日本って、忖度だらけですよ!」という言葉です。
私はこの彼の言葉が実に気になります。
私の会社経験でもそのような場面が頻繁にありました。換言すると、まあ「余計なことは言わないほうがいい!」ということなのですが、たとえば大企業になると、必ず業務ごとに担当の役員がいるわけです。たとえば良い意見があったとします。「◯◯はもっとこうするべきではないか?」など。そうすると必ず担当の役員の悪口っぽい発言になってしまいがちです(よっほどうまく表現しないと…)。それを回避しようと忖度してしまうのです。やはりここは言わないで静かにしておくべきだ!と。
ネットでこんな討論をみたことがありました。「会議で一言もしゃべらない社員のことをどう思うか?」これには様々な見方があります。
その会議に参加している意味がない、ついては居ないほうがいい!やイヤイヤ言いたいことはあるのだろうが、そこはひとつ大人になってガマンガマン…要は大人の対応なのだ。
アメリカの新進気鋭の有力企業では、会議で一言もしゃべらなかった社員は次回から退場!というのもきいたことがあります。
私は役員になったときの歓迎会でこう発言しました…「会議ではとことん言わせてもらう、たとえ少しやりすぎや間違ったことでも!」そうしたら突き返されました
「役員が間違ったこと言っちゃアカンでしょ、あなたねぇ」なんか拍子抜けしたというか、切なくなりました。
まあ、その場の雰囲気をみて…ということでしょうか?そうなるとまた『忖度』という文字がその場の空気を支配してきます。悩ましい話です。
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